Letter from Yochomachi (Google): 「金持ちが贅沢をやめることこそ貧乏退治の第一策」(河上肇): "河上肇は、つまり、経済の生産力が増えているのに都市貧乏人に生活必需品が行き渡らないのは、贅沢品を作った方が儲かるからその方向に生産プラットフォームがシフトしているからだという。金を持っている消費者の行動を改めねばならないし、その方が儲かるからと政府の指導のもとに農家が生産調整して米価をつり上げるというのもおかしいという。まさに現代ニッポンで今農水省とコメ農家がやっていることに他ならない。これが日本社会をさらに貧困化させているのである。"贅沢なものを食べる金持ちも悪いが、儲かるからといってそれを生産する生産者にも責任があると河上は言う。そう、一個10万円のマンゴーやメロンを作ったり、無理やりコメの生産調整をやったりしているから、日本の食料自給率はこれほどまでに悪化したのである。漁協は一匹数千円のブランド・サバを獲るのには熱心だが、安いイワシは養殖魚の餌に回される。価格が下がったといって牛乳は下水に流される。高い食料品を買えずに都市では餓死者が出ているというのにマスコミはあまり報道しない。河上肇が言うとおりである。
団塊の世代が大量に退職を迎えつつある日本、年金で暮らす高齢者が今後爆発的に増える。つまり日本では今後「貧困層」が爆発的に増えるということである。農政関係者は、すべからく河上肇の『貧乏物語』を読んで、食い物の供給体制を考え直したほうがいい。
1 件のコメント:
ぜひ、フランスの農政も紹介してください。友人がパリに単身赴任していて、食料品は日本より安くて、その上、美味しいと。ニンジンなんか格段と違うと。外国人でも暮らしやすいとなると、日本は、逆に暮らしにくいだけで、せっかく看護師として来日してもらっても、ストレス解消の消費もできず、恨まれてしまうのではないか、とても心配です。とりあえず、農林水産の役人は全員やめてもらった方がいいのかもしれない。でなければ、バカみたいな勉強をやめてもらって、海外の農場で労働研修をしてほしい。役人の天下りよりタチが悪い。食料が高くて、その上、消費税まで一律だし、それとも、日本の食糧管理をめちゃくちゃにして、自分たち主導の食料配給キップでも配りたいのか? で、闇の高給食材が出回って、なんと、野蛮な世の中なことだ。
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